保育経営理念

一人ひとりの子どもたちに 生命(いのち)の尊さを
―自然との対話・実体験・造形活動・手作り保育―
―インクルーシブ保育・しなやかな心と体づくり―

 『教育は人なり』前園長の強い意志を感じる言葉ですが、私は『保育は人なり』と置き換えて継承しています。コロナ感染症対応に明け暮れた令和2年度は、昭和51年の開園以来、初めて経験する不安との戦いであったように思います。今となっては当たり前のことなのかもしれませんが、何を実施するにもまず「コロナ対策」が何よりも最優先されていました。もちろんそれは子どもたちの生命を守るために必要なことであると頭の中では理解していますが、様々な葛藤を伴い不安と背中合わせの中での取り組みだったと改めて感じさせられます。緊急事態宣言は解除されましたが、コロナ感染症対応に終わりが見えない状況の中、令和3年度の保育が始まります。 

 コロナと時を同じくして『SDGs(持続可能な開発目標)』という言葉とともに、カラフルな17目標のアイコンを目にする機会が増えたことを実感しています。実際、京都市主催のフオーラムに参加し、その理念が『だれ一人取り残さない』ことであると知った時、西院保育園が開園以来大事に培ってきた0歳児・乳児保育、縦割り保育、障がい児保育に誇りと自覚と責任感を覚えました。

 コロナ禍の中、今まで当たり前にできたこと、していたことが、実は当たり前ではなくなり、どうして、何故、と問い直し振り返ることが多々ありました。それは保育士(職員)にとっても保育を見直し、自分自身を見つめる機会にもなりました。『SDGs(持続可能な開発目標)』は2030年までの達成が目指されていますが、西院保育園の『一人ひとりの子どもたちに 生命の尊さを』の理念は、時を超え、時代を超え、脈々と受け継ぎ伝えていく義務があると考えています。

 否応なしに超情報化社会の中に生かされている子どもたち。睡眠時間を除く活動時間のほとんどを保育園で過ごす子どもたち。バーチャルの世界から実体験の遊びの中に連れ戻し、水・土・砂・泥・身近な自然に触れ、生きる力と五感を育まなければと思います。「生活と遊び」保育の営みのすべてが造形活動に関わっているという観点から、『よく観る』『よく聴く』『よく考える』保育を実践し『豊かな感性と表現力』を培いたいです。人と人が集い関係性を築き、非認知能力と自己肯定感を育んでいきます。そのためには、職員一人ひとりが、専門職としての自覚を持ち自己研鑽を積み保育の質を高めていかなければなりません。『保育は人なり』だからです。

 何よりも大事にしたいものは、生命から湧き出る笑顔と元気、しなやかな心と体です。

 一人ひとりの発達と成長を見守り、何気ない行動の内にある言語化されない気持ちや心の動き、言葉にならない言葉に耳を傾け、西院保育園のチーム力を結集していきたいと思います。

 保護者・保護者会の協力とお力添えをお願いするとともに、笑顔と元気があふれ出る保育園に、明日への希望を紡いでいきましょう。 

西院保育園園長 木嶋 曉子

社会福祉法人すみれ会 西院保育園

電話 075-311-3412

FAX 075-321-2857

 

所在地

〒615-0036
本園 京都市右京区西院太田町80
分園 京都市右京区西院高田町2番地